2025/07/10 11:08



愛猫しゃみせんが2025.5.26に舌癌により4ヶ月程の闘病の後永眠しました
享年12歳
今もまだしゃみせんが死んだことに慣れません
でもやっと文章にすることができました

ガンで苦しいはずなのに
死ぬギリギリまで自分でトイレに行き
私が出掛けて帰ってくるとお出迎えもしてくれました
賢すぎてやさしすぎる愛の猫でした

がん細胞か良性のものかどうか調べるために舌の腫瘍を少し切ってから
口からずっと血が出続けました
もちろん口からごはんは食べれないし鳴けない
鼻にチューブをつけて液体の栄養ごはんを入れることになりました

どんどん痩せていきました

吐くようにもなりました

薬や点滴を入れるようになりました

食いしん坊のしゃみせんが
おしゃべり大好きなしゃみせんが
大好きなことができなくなりました
口からずっと出てくる血が飛び散らないために
カラーに血を吸うパットを貼っていました

それでもしゃみせんはずっとしゃみせんで居続けてくれました

ひるまは窓のところに行き
夜は私のベッドにきて一緒に寝ていました
獣医さんに
かなりがんばって長生きしている
と言われました

舌癌が発覚してから
余命は短いから覚悟しておくように言われていましたが
ほんとに長い間がんばりました

私が出先から帰宅したら
まずトイレに行き
いつものようにカラーとパットを取り替えようとしたら苦しみだしました

最近よく苦しむ様子を見せていたので
そのまま続けていたらバタバタして

そのままあっけなく死んでしまいました

最初は死んだことに気づかなくて
何分か知らずにカラーとパットを取り替えていたら
動かなくなっていることに気づき
死んでいることがわかりました

舌ベロの腫瘍がどんどん大きくなって喉を圧迫し窒息死ということでした

舌癌はもう治療をしてどうこうなる病気ではなく
発覚した時点で数ヶ月ぐらいで死んでしまうのだと告げられていたので

毎日

いつ死んでしまうのか
考えるだけで号泣していました
私が戻る時まで死ぬのを待っていてくれたこと

前日の夜寝る前に
私にちょっと悲しいことがありひとりで泣いていたら
しゃみせんが近くにきてくれて
ずっと一緒にいてくれて
私の涙をふわふわの毛の中に吸い込んでくれました

私はありがとうと言い続けながら
しゃみせんとずっと一緒にいることができました
しゃみせんが死んだとわかってからほんの少しして
しゃみせんの自動トイレが流れました
最後のしゃみせんのトイレが流れました

不思議な気分で見ていました
けなげなしゃみせんのやさしさに
がんばって生きたしゃみせんに

ありがとう
よくがんばったね
と声をかけ続けました

実家で愛し続けていた柴犬のしずちゃんが一昨年のクリスマス頃死んでしまい
その前にはとんびが死んで
ついにしゃみせんまで死んでしまいました
もふもふのおともだちが実家のにわとりだけになってしまい

さみしくて胸が苦しくてつらい夜が続いています
ただ
しゃみせんの闘病中
ずっとしゃみせんに
死んだらまたすぐに違う猫に生まれ変わって戻ってきてまた一緒に暮らそう
と言い続けてきました

今はまだすぐに子猫を迎える気持ちにはなれませんが
きっとしゃみせんの魂を引き継いだ猫がうちにやってきて家族になると信じています

さみしい報告になりましたが
あれだけ苦しい数ヶ月だったしゃみせんが
今は全部の苦しみから解放されたこと
もう苦しまなくていい今を楽しんで
またうちにおいで

2025.7.9
大正九年